[ 動脈硬化の検査 ]

動脈硬化とは
動脈硬化は血管が硬くなり柔軟性を失う状態で、動脈の血管壁にプラークが沈着し、血管の狭窄や閉塞を引き起こします。高血圧や脂質異常、糖尿病などの生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群があると進行しやすく、心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾患のリスクを高めます。この疾患は自覚症状なく進行し、突然発症することが多いのが特徴です。予防には健康的な食事や運動、禁煙、ストレス管理など生活習慣の改善が重要で、必要に応じて医師の指導のもと薬物療法や治療を受けることが推奨されます。


動脈硬化症とは
動脈硬化症は頸動脈超音波(エコー)等による検査にて診断及び判定します。
頸動脈エコー検査は、超音波を首に当てて反射波を画像化し、頸動脈の血管壁や内部の状態を調べる方法です。専用のゼリーを塗り、プローブをゆっくり動かしながら、血管壁の厚さやプラーク、血栓の有無を確認します。また、動脈硬化による血管の狭窄率も測定でき、壁に付着したプラークの面積と血液が流れる部分の比率を計算して評価します。この検査により血管の健康状態が詳細にわかります。